GNU Mailman - リスト会員の手引

Terri Oda

terri(at)zone12.com

Release 2.1
2005年5月14日

 
前付け

概要:

この文書では、GNU Mailman バージョン 2.1 のリスト会員向けインタフェースについて説明します。 これには入会、退会、保存書庫の閲覧、会員オプションの変更、 パスワード通知の入手などの、会員レベルの作業の説明を含みます。 また、Mailman のリスト会員が関心を持つようなよくある質問にも答えます。



目次

1 はじめに

この文書は、Mailman 2.1 メーリングリストが提供する機能を 会員が利用できるようになるための 助けになることをめざしています。 これには入会、退会、保存書庫の閲覧、会員オプションの変更、 パスワード通知の入手などの、会員レベルの作業の説明を含みます。 また、Mailman のリスト会員が関心を持つようなよくある質問にも答えます。

リストやサイト全体の管理についての情報は、他の文書を見てください。

この文書は、順番どおりに読まなくてもかまいません。 あなたが特定の質問の答えを探しているのなら、 適当なところまでとばして、 役に立ちそうな他の節へのリンクをみつけてください。

注: この文書を書くにあたって、 筆者はつぎのことを前提にしています。 まず、読者は電子メールに関する一般的な用語 (たとえば、サブジェクト (件名) だとか、メッセージの本文だとか) や Web に関する用語 (たとえば、テキストボックスだとか、ボタンだとか) にはなじみがあって、 こういった用語が何を指しているのかわかっているものとします。 また、読者はメールソフトや Web ブラウザを充分うまく使えるようになっていて、 「このアドレスに電子メールを送る」とか「この Web ページへ行く」とか 「フォームに記入する」とかいう指示の意味ははっきり理解できるものとします。 こういった操作になじみがない方は、ほかの参考書などを見て、 自分のコンピュータではどうすればよいのかを学んでおいてください。

1.1 謝辞

この文書のいくつかの節は、 Mailman の CVS リポジトリにあった Barry A. Warsaw 著『the List Administrator Manual』と、Mailman 2.1 の 組み込みヘルプメッセージに負っています。

この手引のその他の部分は、Terri Oda が書きました。 Terri は彼女が Canada で参政権を得た年から メーリングリストの面倒を見てきました (この 2 つのことは関係ないですが)。 彼女は現在は、Linuxchix.org や それより小規模な若干のサイトのメーリングリストを管理しています。 Terri のリスト管理以外の業績としては、人工生命によるスパム検出があり、 これはテクニカルライタというよりプログラマとしての業績です。

Margaret McCarthy、Jason Walton、Barry Warsaw からは、原文の校閲など多くの助けを得ることができ、 この手引が良いものになりました。ありがとう。

また、この文書の日本語訳をしてくれた 池田 荘児、スペイン語訳をしてくれた Pablo Chamorro C. に感謝します。

1.2 メーリングリストとは

メーリングリストというのは、かんたんに言うと、 同じ情報がいちどに送れるようにするためのアドレスのリストです。 あなたがなにかの会報を発行しているとしたら、 会報の購読者全員の住所のリストを使うでしょう。 電子メールのメーリングリストの場合は、 電子メールアドレスのリストを使います。 この電子メールアドレスは、ある話題について聞いたり話しあったりしたいと 思っているひとたちから集めます。

代表的な電子メールのメーリングリストには、2 種類あります。 お知らせ用リストと話しあい用リストです。

お知らせ用リストは、個人やグループが多くのひとたちにお知らせを送るのに使います。 ちょうど、会報の発行者が住所のリストをつかって、会報を発送するようなものです。 たとえば、バンドがお知らせ用メーリングリストをつかって、 ファンに次のコンサートについて知らせるような場合です。

話しあい用リストでは、複数のひとが共通の話題について話しあうことができます。 だれでもリストにメールを送ることができ、 送ったものはみんなに届きます。 話しあいを司会つきにして、選ばれた投稿だけを全員に送るようにしたり、 ごく少数のひとたちだけが全員に送れるようにしたりもできます。 たとえば、 模型飛行機マニアのグループで話しあい用メーリングリストをつかって、 模型の組立てかたや飛ばしかたのこつを教えあうような場合です。

一般的な用語:

1.3 GNU Mailman

GNU Mailman は、 電子メールのメーリングリストを扱えるようにするためのソフトウェアです。 これは、一般的な話しあい用リストやお知らせ専用リストなど、 さまざまな種類のメーリングリストに対応しています。 Mailman は、簡単に入会や退会ができたり、 プライバシーを護るための設定ができたり、 一時的にリストから投稿を送るのを停められたりと、 リスト会員に便利なさまざまな機能を備えています。 この文書では、リスト会員向けの機能を説明しています。

Mailman は、リスト管理者やサイト管理者にとっても魅力的な 多くの機能を備えています。こういった機能は、リスト管理者やサイト管理者 向けの手引で説明しています。

2 例を実際のリストにあてはめる

特定のリストのためのアドレスや URL が何になるのかを いちいち説明するよりも、単に例を示したほうが分かりやすいことが 多いものです。 そういうわけで、この文書では LISTNAME@DOMAIN という架空のリストを例にすることがよくあります。 このリストの案内ページは http://WEBSERVER/mailman/listinfo/LISTNAMEになります。

どちらも、実在のアドレスや URL ではありませんが、 典型的なリストのアドレスや URL の形式になっています。 それぞれのアドレスや URL のうちのリスト固有の部分には大文字を使い、 この部分はリストごとに変わることが分かるようにしています。 リストごとの設定が異なっていても、大文字で書いてある 箇所を実際のリストで使われている名前に置き換えることができるでしょう。

LISTNAME
リストの名前。
DOMAIN
このリストを運用しているメールサーバのドメイン名。
WEBSERVER
このリストの Web インタフェースを運用している Web サーバの名前。これは DOMAIN と同じだったり、しばしば 同じ計算機を指していたりもしますが、一致しなければならない わけではありません。

実例として、あなたが mailman-users メーリングリストリストに興味があるなら、 つぎのような置き換えができます: LISTNAME は mailman-users、DOMAIN は python.org、WEBSERVER は mail.python.org。 ですから、 mailman-users@python.org メーリングリストについては、 リスト案内ページは http://mail.python.org/mailman/listinfo/mailman-users という URL にあります (このアドレスと URL は、この文書に出てくるたいがいの例とは違い、 実在のアドレスと URL です)。

たいていのリストでは、上に挙げたような情報はメッセージの List-*: ヘッダに記してあります。 多くのメールソフトでは、初期設定ではこのヘッダは隠れますから、 こういった情報ヘッダを見たければ、すべてのヘッダを表示しておくように しなければならないかもしれません。

3 Mailman のインタフェース

Mailman には、Web インタフェースと電子メールインタフェースという、 2 種類のリスト会員用インタフェースがあります。 話しあい用リストの会員の多くは、 しょっちゅう電子メールインタフェースを使っていることになります。 そのリストの会員みんなにメールを送るのに使う電子メールアドレス も、これに含まれますから。

オプションを変えるのにどちらのインタフェースを使うかは、 多分に好みの問題です。 Web インタフェースで変えられるオプションのほとんど (すべてではないですが) は、電子メールでも変えられるからです。 ふつうは、オプションを変えるには Web インタフェースのほうが簡単です。 Web インタフェースでは、操作の際に説明が出ますから。 ですが、ときには電子メールインタフェースのほうを使いたがるひともいるので、 両方のインタフェースが使えるようになっています。

 
3.1 Web インタフェース

Mailman の Web インタフェースは、多くの人たちに喜ばれます。 会員や管理者は、オプションが有効かとか、 そのオプションでなにかできるのかを確かめるのが、 とても簡単になりますから。

どのメーリングリストも、 さまざまな Web ページでアクセスできるようになっています。 なお、URL そのものはサイト管理者が設定することができるので、 以下で説明するものとは異なるかもしれません。 ここではもっとも一般的な設定について説明しますが、 詳細はあなたのサイトの管理者やホスティングサービス業者に確認してください。

リスト案内 (listinfo) ページ

会員オプションページ
リストの保存書庫

 
3.2 電子メールインタフェース

どのメーリングリストにも、電子メールアドレスが ひとそろいあって、そこへメッセージを送れます。 メッセージを投稿するためのアドレスがひとつ、 配送エラーを受けつけるアドレスがひとつ、そして電子メールコマンドを処理する アドレスがいくつかあります。ある架空のメーリングリスト mylist@example.com だと、つぎのようなアドレスがあります:

ほかに、-admin アドレスもあります。 このアドレス宛てのものはリスト管理者に届きますが、 古いバージョンの Mailman との互換性のためにあるだけなので、 使わないほうがいいでしょう。

オプションを変えるには、LISTNAME-request アドレスを使います (たとえば、 mylist-request@example.com)。

コマンドは、メッセージのサブジェクト (件名) にも、本文にも書けます。 コマンドごとに改行を入れなければなりません。 あなたのメールソフトがメッセージの最後に自動的に署名を付けくわえるように なっている場合は、 「end」(鍵括弧は書かない) を、 コマンドの最後の行のつぎの行に書くとよいでしょう。 end コマンドがあると、Mailman は電子メールのそれよりあとに書いて あるものを処理しません。

最重要コマンドはおそらく「help」コマンドでしょう。 このコマンドに対して Mailman は、電子メールコマンドについての有用な情報と、 Web インタフェースについての説明を送り返すからです。

会員用コマンドのクイックリファレンスが、 付録の AB にあります (これは help コマンドの出力に若干手を加えたものです)。

 
4 人間と話したいんですが...

リストを利用するうえでなにか困ったことがあったら、 リスト管理者の電子メールアドレスを使って、 リストのめんどうを見ている人 (たち) に、いつでも連絡することができます。 リスト管理者は、あなたがどうしたらいいのか教えてくれたり、 あなたを入会させたり退会させたり、 あなたがなんらかの理由で自分で設定を変えられないときに変えてくれたりする かもしれません。 ただし、忘れないでいただきたいのですが、多くのリスト管理者が ボランティアで、自分の時間を割いてリストの運営をしているのです。 なかにはとても忙しくて、すぐには返事ができないひともいるかもしれません。

そのリスト管理者の電子メールアドレスですが、 LISTNAME-owner@DOMAIN となります。 ここで LISTNAME はリストの名前 (たとえば mailman-users) で、 DOMAIN はサーバのドメイン名 (たとえば python.org) です。 この電子メールアドレスは、個々の管理者の電子メールアドレスとともに、 リスト案内ページの下部に表示してあります。 自分のリストのリスト案内ページを見つけるにはくわしくは 3.1 節 を見てください。

5 入会と退会

リスト会員は、 入会 (参加) と退会 (脱退) さえ知っていれば用が足りることも多いです。 そのため、どちらも自分のパスワードが分からなくてもできるようになっています。

 
5.1 リストに入るには (入会)

Mailman のメーリングリストに入会するには、おもに 2 つの方法があります。

Web インタフェースでは:

  1. 入りたいリストのリスト案内ページへ行きます (これはたぶん http://WEBSERVER/mailman/listinfo/LISTNAME といった場所でしょう)。
  2. 「LISTNAME の購読」と見出しのあるセクションを探して、 テキストボックスに記入します。つぎのような記入欄があります:
  3. 「入会を申し込む」ボタンを押します。 ページが変わって、入会申請を受け付けたという表示になるはずです。 リストの入会方針によっては、このページにさらに説明があって、 確認メッセージを送るのでそれに返信しなければならないと いったことが書いてある場合もあります。

電子メールインタフェースでは:

  1. メールソフトを起動して、あなたが登録したいと思うアドレスから メールを送れるようにします。
  2. リストの入会アドレスにメールを送ります。 これは というアドレスになります。 メッセージのサブジェクト (件名) や本文は無視され、だれにも読まれません。 ですからなにか書いてあってもかまいませんし、書いてなくてもかまいません。

上の手順のどちらかひとつ (両方やる必要はありません) をしたあと どういうことが起こるかは、それぞれのリストの設定によって違います。

このような手順が終ると、さらに、リストへの入会を歓迎するメッセージが届くことが あります。このメッセージには、あなたのリスト会員パスワードや、 あなたの会員オプションを変えるための URL へのリンクなど、 大事な情報が書いてあるので、 保存してあとで見られるようにしておくとよいでしょう。

注: 入会はほかのやりかたでもできます。 電子メールでの高度な入会コマンドについては、付録 A を見てください。

 
5.2 リストから抜けるには (退会)

もうリストに戻ってくることはないのでしょうか。 休暇に入るとか、忙しくてメールを読む暇がないのでしばらく停めたいだけなら、 退会しなくても配送だけ停めておくこともできます。つまり、 あなたのパスワードや設定などはそのまま残しておくことができるので、 公開限定の保存書庫にアクセスしたりするようなことはできます。 このようにしたほうがよければ、 7.1 節で、 一時的にメール配送を停止するための手順を見てください。

ほんとうにリストから抜けたいのなら、 Mailman のメーリングリストから退会する方法は、おもに 2 つあります。

Web インタフェースでは:

  1. 抜けたいリストのリスト案内ページへ行きます (これはたぶん http://WEBSERVER/mailman/listinfo/LISTNAME といった場所でしょう)。
  2. 「LISTNAME 会員の方へ」と見出しのあるセクションを探します (ふつうはページの下のほうにあります)。
  3. 「退会またはオプションの変更」と書いてあるボタンがあります。 ボタンのそばのテキストボックスにあなたの電子メールアドレスを 入力し、ボタンを押します。
  4. 「退会」ボタンがあるページに変わります。 退会するならそのボタンを押して、表示してある手順にしたがいます。

電子メールインタフェースでは:

  1. メールソフトを起動して、あなたが退会させたいと思うアドレスから メールを送れるようにします。
  2. リストの退会アドレスにメールを送ります。 これは というアドレスになります。 メッセージのサブジェクト (件名) や本文は無視され、だれにも読まれません。 ですからなにか書いてあってもかまいませんし、書いてなくてもかまいません。

上の手順のどちらかひとつ (両方やる必要はありません) をしたあと、 あなたには確認メールが届きます。 このメールに書いてある手順にしたがわなければ、退会が完了しません。 これは、だれかがあなたの許可なくあなたを退会させてしまうのを防ぐためです。 この手順に加え、 司会者があなたの退会を承認しなければいけないときもあります。 (退会に管理者の承認が要ることはあまりありませんが。)

手順の書いてある確認メールが届かないようなら、 あなたの電子メールアドレスを打ち間違えていないか (退会に Web インタフェースを 使っている場合)、退会させようとしているアドレスが実際にリストに登録してある ものと同じがどうか、を確かめます。 安全確保上の理由から、Mailman は、 入力したアドレスが登録してあるものかどうかに関わらず、 まったく同じ内容の会員オプションページを表示します。ですから、 Web インタフェースのこの部分を使ってだれがリストに入会しているかを 調べることはできませんが、 アドレスを打ち間違えていても教えてはくれないというわけです。

退会の処理がすむと、 さらにリストからの退会を知らせるメッセージが届くこともあります。 いずれにせよ、このときから、あなたにはメッセージが送られてこなくなります。

確認の処理をとばしたい (たとえば、あなたのアドレスがもう使えなくなったので 退会させたい、など) ときは、かわりにあなたの会員パスワードを使って、 オプションページにログインする (3.1 節を見てください) か、 LISTNAME-request アドレスに電子メールコマンドを送る (電子メールでの高度な退会コマンドについては、 付録 A を見てください) かすることで、確認を省略できます。 パスワードが分からなくなったときは、 6.1 節を見てください。

 
6 会員パスワード

あなたの会員パスワードは、入会したときに、あなたが決めたか Mailman によって自動的に決められたかのどちらかです。 パスワードの控えは、リストに参加したときに送られてきた 歓迎メッセージに書いてあったはずです。 また、パスワード通知を毎月おくってもらうようにもできます。 Mailman はこのパスワードを使ってあなたを認証するので、 会員パスワードの持ち主 (あなたのことです) とリスト管理者以外は、 あなたの設定を見たり変えたりすることはできません。

注意: 重要なパスワードを Mailman 用に使わないでください。 このパスワードは、平文のまま、あなたにメールで送ります。

 
6.1 自分のパスワードを知りたい

自分の会員パスワードを忘れてしまい、 歓迎メッセージやパスワード通知も保存していなかったとしても、 Web インタフェースを使って、いつでもパスワード通知を取り寄せることができます:

  1. パスワードを知りたいリストのリスト案内ページへ行きます (これはたぶん http://WEBSERVER/mailman/listinfo/LISTNAME といった場所でしょう)。
  2. 「LISTNAME 会員の方へ」と見出しのあるセクションを探します (ふつうはページの下のほうにあります)。
  3. 「退会またはオプションの変更」と書いてあるボタンがあります。 ボタンのそばのテキストボックスにあなたの電子メールアドレスを 入力し、ボタンを押します。
  4. 「LISTNAME のパスワード」というセクションのある ページに変わります。 「パスワードをメールで送ってください」ボタンを押すと、 会員パスワードが電子メールであなたに送られます。

これをしてもパスワード通知の電子メールが送られてこないようなら、 正しい電子メールアドレスをタイプしたのか、またそのアドレスは たしかにそのリストに登録してあるものなのかどうか、を確かめてください。 安全確保上の理由から、Mailman は、 入力したアドレスが登録してあるものかどうかに関わらず、 まったく同じ内容の会員オプションページを表示します。ですから、 Web インタフェースのこの部分を使ってだれがリストに入会しているかを 調べることはできませんが、 アドレスを打ち間違えていても教えてはくれないというわけです。

電子メールインタフェースを使っても、パスワード通知を取り寄せることができます:

  1. に、password コマンドを 書いた電子メールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

    リストに登録していないアドレスからメールを送るのなら、 password address=アドレス というコマンドを書いて、 登録アドレスを指定することもできます。

6.2 自分のパスワードを変えるには

注意: 重要なパスワードを使わないでください。 このパスワードは、平文のまま、あなたにメールで送ります。

Web インタフェースでは:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。

  2. ページの右側の、パスワード変更のテキストボックスを探します。 そして、それぞれのテキストボックスにあなたの新しいパスワードを 入力し、「パスワード変更」というボタンを押します。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストのパスワードを変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

電子メールインタフェースでは:

  1. に、 password 元のパスワード 新しいパスワード というコマンドを書いた電子メールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

    リストに登録していないアドレスからメールを送るのなら、 新しいパスワード の後に address=アドレス を書いて、 登録アドレスを指定することもできます。

    たとえば、mylist メーリングリストでの自分の会員パスワードを zirc から miko に変えたいが、メールを職場のアドレス から送っているときは、 彼女は に、件名を password zirc miko address=kathy@here.com としたメッセージを送ればよいわけです。

6.3 パスワード通知 を 送ってもらう ようにしたり、停めたりするには (パスワード通知オプション)

パスワード通知の電子メールを毎月送ってほしくないのであれば、 会員オプションページで停めることができます (パスワードをすぐに知りたければ、いつでもメールで取り寄せることができます。 手順は 6.1 節を見てください)。

Web インタフェースでは:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「このリストからのパスワード通知を受け取りますか?」 というセクションを探し、設定を好きなように変えます。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストの設定を変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

電子メールインタフェースでは:

  1. に、 set reminders on あるいは set reminders off というコマンドを書いた電子メールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 「on」にすると通知が送られるようになります。 「off」にすると通知が送られないようになります。

7 メールの配送のしかたを変える

 
7.1 メール配送 を 停止したり、再開 したりするには (メール配送オプション)

退会したくはないけれど、 リストからメッセージを送ってもらうのを 一時的に停めたいこともあるかもしれません。 メール配送を停止すれば、メッセージは送られてこなくなりますが、 会員のままでいられるので、 あなたのパスワードなどの設定は残しておけます。

これはいろいろな場合に便利なことがあります。 たとえば、あなたが休暇に入ったり、 とても忙しくなって余計なメールを読む暇がなくなったりして、 しばらくリストを離れなければならないときです。 またたとえば、 投稿を会員からのものに限るようになっているリストは多いですが、 あなたがおもに複数のアドレスからメールを送っている (たとえば自宅のアドレスのほかに旅行中のアドレスもある) のなら、 複数のアドレスで入会しておいて、 そのうちのひとつだけでメールを受け取るようにしておきたいでしょう。 あるいはたとえば、リストの投稿量がたいへん多くて、 メールで受け取っていたのでは あなたのメールボックスがあふれてしまいそうなときに、 リストから抜けずに公開限定の保存書庫で読む、といったことにも使えます。 まず入会し、メール配送を停止し、 自分のパスワードと電子メールアドレスで保存書庫にログインすればいいのです。

Web インタフェースで配送を停止したり有効にしたりするには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「メール配送」 というセクションを探し、メールを送ってもらうのを停めるときは 「停止」、送ってもらうときは「有効」を選びます。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストの設定を変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

電子メールインタフェースで配送を停止したり有効にしたりするには:

  1. set delivery off または set delivery on というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 「off」にすると投稿は送られてこなくなります。 「on」にすると再開できます。

 
7.2 メッセージを 重複して 受け取らない ようにするには (重複オプション)

Mailman はメッセージの重複を完全に停められるわけではありませんが、 この機能はすこしは役に立つでしょう。 重複して受け取ってしまう主な原因としては、 送信者が「全員に返信」機能を使って、 メールをリストと個人の両方に送ってしまう、というものがあります。 こういったメッセージを受け取りたくない人のために、 Mailman では、あなたのアドレスが To: ヘッダや CC: ヘッダに入っていないか調べるように設定できます。 あなたのアドレスがこういったヘッダにあれば、 Mailman があなたにメッセージの控えを送らないようさせることができます。 つまり、あなたは元の送信者が送ったものだけを受け取り、Mailman が 変更を加えた (たとえばヘッダやフッタをつけたり、添付を取り除いたり、 といった) ものは受け取らないことになります。

これを Web インタフェースで有効にしたり無効にしたりするには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. ページの下のほうの 「重複したメールを受け取らないようにしますか?」 というセクションで、設定を好きなように変えます。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストの設定を変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

これを電子メールインタフェースで有効にしたり無効にしたりするには:

  1. set duplicates on または set duplicates off というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 「on」にすると、あなたに送られたものの控えも送られます。 「off」にすると重複したものが送られないようになります。

 
7.3 登録しているアドレスを変えるには

自分の登録アドレスを変えるには、
  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「LISTNAME 会員アドレスの変更」というセクションで、 あなたの新しいアドレスを入力します。
  3. 元のアドレスで登録しているすべてのリストの登録アドレスを 変えたいのなら、「全部変更」チェックボックスを選択します。 ほかのアドレスでの登録があったり、ほかのドメインのリストに 登録しているアドレスについては、別々に変更しなければなりません。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

あなたの新しいアドレスに確認のメッセージが届きます。 そして、このメッセージに書いてある手順にしたがって確認をするまでは、 変更はされません。

電子メールインタフェースでは同じことをやる方法はありませんが、 新しいアドレスで入会しておいて元のアドレスを退会すれば、 おおむね同じ結果になります (入会と退会についてくわしくは 5.1 節と 5.2 節を見てください)。

 
7.4 投稿の控え を 受け取らない ようにしたり、 受け取るようにしたりするには (控えなしオプション)

Mailman では、ふつうは自分が投稿したものの控えも送られてきます。 そうなっていたほうがいいという人もいます。 投稿が無事に送れたかどうか分かるし、 自分の意見を議論の一部としていっしょに保存しておけるからだそうです。 しかし、自分が投稿したものをわざわざまたダウンロードさせられるのを 嫌がる人もいます。

注: まとめ読みで受け取っているときは、このオプションは効きません。

7.5 節では、 投稿に対して受領メールを送ってもらう方法を説明しているので、 そちらも見ておくとよいでしょう。

これを Web インタフェースで設定するには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「重複したメールを受け取らないようにしますか?」 というセクションを探し、自分の投稿の控えを送ってもらうなら「はい」、 送ってもらわないようにするなら「いいえ」に設定します。

これを電子メールインタフェースで設定するには:

  1. set myposts on または set myposts off. というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 「on」にすると自分の投稿の控えも送られるようになります。 「off」にすると控えが送られなくなります。

 
7.5 投稿がリストに届いたことを Mailman から知らせて もらうようにするには (受領オプション)

たいていのリストでは、投稿したメールがメーリングリストシステムを通過すると、 投稿したあなたにも同じものが送られてきます。 しかし、送られないようにしているとき (7.4 節を見てください)、 配送を停めているとき (Section 7.1 節を見てください)、 その投稿の話題を購読しないようにしているとき (9.2 節を見てください)、 あるいはその他の理由で投稿が届いたことを特に知りたいときには、 このオプションが役立つでしょう。

注: あなたがリストに入会していないのなら、 このオプションは使えません。 そういうときは、リストの保存書庫を見て確認する (リストの保存書庫が公開になっているのなら) か、 だれかリストの会員に聞いて確認するか、 あるいはリストに入会してこのオプションを使えるようにするか、 のいずれかでしょう。

これを Web インタフェースで設定するには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「リストへの投稿に対する確認通知が必要ですか?」 というセクションを探し、 自分の投稿が届いたことを知らせてもらうのなら「はい」、 知らせてもらわないようにするなら「いいえ」に設定します。

これを電子メールインタフェースで設定するには:

  1. set ack on または set ack off というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 投稿が届いたことを知らせてもらうのなら「on」、 知らせてもらわないのなら「off」にします。

7.6 リストから メールが 届かないようです。 どうしたら いいのでしょうか

届かない理由としては、おもにつぎのようなことが考えられます:

8 まとめ読み

 
8.1 リストの投稿 を まとめて 受け取ったり、一通ずつ受け取ったりするには (まとめ読みオプション)

Mailman では、投稿をまとめたものを「まとめ読み」と言っています。 メッセージを一通ずつ受け取るのではなく、 いちどにまとめて受け取ることができます。 それなりに投稿量の多いリストでは、だいたい一日に 1 度、メールを送ってきます。 リストによって、もっと度々だったり、少なかったりします。

8.2 節では MIME のまとめ読みと平文のまとめ読みについて説明しています。 そちらも見るとよいでしょう。

Web インタフェースでまとめ読みモードにしたり、やめたりするには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「まとめ読みモードに設定」というセクションを探します。

    まとめ読みにまとめて送ってもらうのなら「有効」、 一通ずつ送ってもらうのなら「無効」に設定します。

電子メールインタフェースでまとめ読みモードにしたり、やめたりするには:

  1. set digest plain または set digest mime または set digest off というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 投稿を一通ずつ送ってもらうのなら「off」、 ひとつの大きなメールにまとめて送ってもらうのなら 「plain」か「mime」にします。 平文のまとめ読みと MIME のまとめ読みの違いについては 8.2 節を見てください。

 
8.2 MIME のまとめ読みと 平文のまとめ読み とは。まとめ読みの種類を変えるには (まとめ読みオプション)

MIME は「多用途インターネットメール機能拡張」 (Multipurpose Internet Mail Extensions) の略です。 これは、単純なプレインテキストに限らずさまざまなデータを 電子メールで送るのに使います (たとえば、飼い犬の写真を友達に送るようなときは、MIME を使っています)。

MIME のまとめ読みでは、それぞれのメッセージはメッセージ内の添付となっていて、 目次がついています。

平文のまとめ読みはより単純なもので、 メールソフトが MIME に対応していなくても読みやすくなっています。 メッセージが順番に並んでいるだけの、 大きなテキストメッセージになっています。

最近は多くのメールソフトが MIME に対応していますから、 MIME のまとめ読みがうまく読めないときだけ、 平文のほうにすればいいでしょう。

注: まとめ読みにまとめて送ってもらっていないときは、 このオプションは効きません (まとめ読みで送ってもらうにはくわしくは 8.1 節を見てください)。

まとめ読みの種類を Web インタフェースで設定するには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「まとめ読みメールを受け取る形式。 平文またはMIMEの添付ファイル形式。」というセクションを探します。

    MIME の形式でまとめ読みを送ってもらうときは「MIME」、 平文の形式でまとめ読みを送ってもらうときは「平文」に設定します。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストの設定を変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

まとめ読みの種類を電子メールインタフェースで設定するには:

  1. set digest plain または set digest mime というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. 投稿を平文のまとめ読みにまとめて送ってもらうのなら「plain」、 MIME のまとめ読みにまとめて送ってもらうのなら「mime」にします。

 
9 メーリングリストの話題

リストによっては、 Mailman でいろいろな話題を扱えるように設定してあることがあります1。 例えば、 Linuxchix.org の講座リストは linuxchix 会員が開講しているいろいろな講座のための話しあい用リストですが、 同時にいくつもの講座 (例: 初心者向けネットワーキング、C プログラミング、LATEX 文書マークアップ) が開講することもよくあるのです。 開講しているそれぞれの講座は、別々の話題と関連づけてあるので、 みんな自分の取りたい講座だけを選んで受け取れます。

この話題はリスト管理者が設定しますが、 投稿したものが正しい話題に入るようにするのは、投稿するひとひとりひとりの責任です。 普通は、件名になにか語句や目印をいれるようにする (例: [ネットワーキング] 必要なケーブルの種類は?) か、 正しい情報の入った Keywords: ヘッダをつけるようにします (初期設定では、Keywords: セクションを、 メッセージ本文の最初に置くこともできますが、これはリスト管理者の設定によります)。 なお、こういった目印では、大文字と小文字は区別されません。

 
9.1 自分の 投稿が 正しい 話題に 入るようにするには

リスト管理者は、話題を登録するときに、つぎの 3 つのものを設定します:

この情報を見るには、会員オプションページにログインして (どうしたらよいかについて詳しくは 3.1 節を見てください)、 気になる話題の ``詳細'' をクリックします。

ある話題についての投稿をするには、メッセージの Keywords: ヘッダか Subject: ヘッダ (件名) が、 その話題の 正規表現に一致するようにする必要があります。 正規表現というのは、ひとつかそれ以上のものに一致するパターンのことです。 この正規表現は、かなり複雑なものになることもありますから、 その表現がどういうものにあたるのか見当もつかないときは、 リスト管理者に尋ねるとよいかもしれません。

正規表現についてもっと知りたいというひとは、この先を読んでください。 でもたいていは、 Keywords や件名にどんなものを入れれば話題のパターンに一致するようになるかを、 リスト管理者が話題の説明のところに書いてくれているはずです。

Mailman の話題のパターンのほとんどは、かなり単純な正規表現ですむでしょうから、 この文書では、いくつか一般的な例を挙げるだけにします。 正規表現はここで手短かに説明するには少々複雑すぎます。ですから、 正規表現のしくみを知りたければ、 他の解説を探したほうがよいでしょう。

正規表現と、それに一致するものの例を挙げます:

正規表現  一致するもの 
zuff Keywords: zuff
zuff Keywords: ZUFF
zuff Keywords: Zuff
zuff Keywords: amaryllis, zuff, applesauce
zuff Subject: [zuff] Do you have the right stuff for zuff?
zuff Subject: Do you have the right stuff for zuff?
zuff Subject: What is zuff?
\[zuff\] Keywords: [zuff]
\[zuff\] Subject: [zuff] Do you have the right stuff?
\[zuff\] Subject: Online zuff tutorials (was Re: [zuff] What is zuff?)

すこし説明します:

 
9.2 リストの 全ての 話題を 購読したり、 一部の 話題だけを 購読したりするには

メーリングリストの管理者が話題を設定していれば、 自分の受け取りたい話題だけをえらんで購読できます。

リストに届くメッセージすべてがほしいのなら、 どの話題も購読しないようにしてください。

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「どの話題を購読しますか?」というセクションを探します。

    なにか話題が設定してあれば、自分のほしい話題をえらびます。 話題をなにもえらばなければ、リストに届くすべての投稿を受け取ることになります。

9.3 節 も見るとよいでしょう。ここでは、 話題に入っていないメッセージのための設定について説明しています。

 
9.3 話題に 入っていない メッセージを 受け取らない ようにするには

あらかじめ設定してある話題のパターンのどれにも一致しないメッセージもあるでしょう。 このような一致しないメッセージを受け取るか、無視するかをえらべます。 リストに届くメッセージすべてがほしいのなら、 どの話題も購読しないようにしてください (9.2 節 を見てください)。

一部の話題だけを購読しているのなら、 どの話題にも入っていないメッセージを受け取るか受け取らないかを選べますし、 ごく一部の話題だけを購読することもできます。

設定を変えるには、

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「どの話題にも一致しないメッセージを購読しますか?」 というセクションを探します。

    話題に入っていないメッセージを受け取りたいのなら「はい」を選びます。 話題に入っていないメッセージを受け取りたくないのなら「いいえ」を選びます。

なんの話題も購読していないのなら、この設定は効きません。

10 そのほかのオプション

 
10.1 「全部変更」や「全部設定」の意味

会員オプションページにあるいくつかのオプションには、 「全部変更」や「全部設定」というチェックボックスがあります。 これは、オプションを変更したときに、同じアドレスで登録している 同じドメインのほかのリストについてもすべて変更するようにする、 という意味です。 これは、つぎのようなときに便利です: たとえば、パスワードを全部同じにしたいとき。 またたとえば、休暇に入るのですべてのリストのメール配送を 停止しておきたいとき。

 
10.2 Mailman に登録してある名前を変えるには

登録してある名前を変えるには、

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「LISTNAME 会員アドレスの変更」というセクションで、 あなたの新しい名前を入力します。

おなじドメインの複数のリストに登録しているのなら、 いちどにすべてのリストの設定を変えることもできます。 「全部変更」についてくわしくは、10.1 節を見てください。

注: 会員の名前は、かならず設定しなければならないわけではありません。

10.3 使う言語を変えるには

Mailman は多言語対応です。 つまり、インタフェースはさまざまな言語に翻訳されています。 リストの管理者は、Mailman の操作にいろいろな言語を 使えるようにできます (言語の完全な一覧は http://mailman.sourceforge.net/i18n.htmlを見てください)。 リストでほかの言語が使えるようになっていれば、 あなたは Web インタフェースなどを自分の選んだ言語で使えます。

注: リストへの投稿がぜんぶあなたの選んだ言語になる、 ということではありません。 あらかじめ用意してある Mailman の文章が変わるだけです。 投稿は、それぞれの投稿者が使っている言語のままです。

使う言語は、あなたが入会 (5.1 節を見てください) したときに設定してありますが、リストが複数の言語に対応していれば、 あとで変えることができます。

Mailman で使う言語を変えるには、

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 「どの言語を使いますか?」というセクションへ行き、 ドロップダウンリストで好きな言語を選択します。 言語のドロップダウンリストがないときは、 あなたの入っているリストはたったひとつの言語にしか 対応していないということです。

リストがあなたの使いたい言語に対応していないときは、 リスト管理者 (LISTNAME-owner@DOMAIN) に連絡をとって、 その言語を追加してもらうよう頼むこともできます。 ただし、覚えておいていただきたいのですが、これにはすこし 作業が必要になるので、リスト管理者やサイト管理者のほうで 作業をできるだけの時間がとれないこともありえます 3

あなたの言語が Mailman に翻訳がないために使えない、ということがあれば、 あなたの時間を翻訳のために使うことも考えていただけると、 ありがたいです。 詳しい情報は、http://mail.python.org/mailman/listinfo/mailman-i18nの mailman-i18n メーリングリストで得られます。 最新の国際化作業の状況は http://www.list.org/i18n.html でわかります。

注: i18n というのは、「国際化」(internationalization) の略号としてよく使われます。 最初の i と最後の n の間に 18 文字あるので、こう書きます。 発音もなんとなく「internationalization」に似ていますし。

 
10.4 会員名簿 に 名前を出さない ようにするには (隠れオプション)

なんらかの理由で会員名簿に自分の電子メールアドレスを出したくないのなら、 隠すこともできます。

おもな理由のひとつに、受信者の承諾を得ずに大量に送られる電子メール (スパム) の防止があります。 初期状態では、会員名簿のアドレスは、スパム送信先アドレス収集ソフトウェア から隠すためにぼやかしてあります。 これでは不十分だと思うのなら、案内ページや電子メールコマンドで 取得できる会員名簿からあなたのアドレスを消してしまうのが簡単です 4(なお、このようにしても、リスト管理者はあなたのアドレスを見ることができます)。 スパムに対して Mailman ではどんな対策ができるかについてくわしくは、 11.2 節を見るとよいでしょう。

この設定を Web インタフェースで変えるには:

  1. あなたの会員オプションページにログインします (どうしたらよいかは 3.1 節を見てください)。
  2. 会員リストでアドレスを非表示にしますか?」 というセクションへ行きます。 名簿に名前を載せないときは「はい」、 載せるときは「いいえ」を選びます。

この設定を電子メールインタフェースで変えるには:

  1. set hide on または set hide off というコマンドを書いたメールを送ります。

    コマンドは、メッセージの本文とサブジェクト (件名) のどちらにでも書けます (メールコマンドの送りかたについてくわしくは、 3.2 節を見てください)。

  2. あなたの電子メールアドレスを会員名簿で隠すのなら「on」、 隠すのをやめるのなら「off」にします。

11 よくある質問

11.1 リストの保存書庫を見るには

リストで投稿を保存するようになっていれば、保存書庫の Web ページへ行って 以前に投稿されたメッセージを見ることができます。 このページはふつうはリスト案内ページからリンクされていますし、 リストのそれぞれのメッセージの List-Archive: ヘッダに URL が表示してあります (リスト管理者がこういったヘッダをつけないようにしていなければ)。 ただ、多くのメールソフトでは List-Archive: ヘッダを隠してしまうので、こういったヘッダを見るには、まず、すべてのヘッダを 表示しておくようにメールソフトを設定しなければならないかもしれません。

公開になっている保存書庫は、ふつう http://WEBSERVER/pipermail/LISTNAME/という形の URL で、 公開が限定になっている保存書庫は、ふつう http://WEBSERVER/mailman/private/LISTNAMEという形の URL になります。

リストの Web ページの探しかたについてくわしくは、 3.1 節を見てください。

 
11.2 受信者の承諾を得ずに 大量に送られる電子メール (スパム) に対して、 Mailman ではどんな対策ができますか

たとえば、技術的な話題のメーリングリストの保存書庫には、 ある分野のさまざまな質問についての答えが保存してあるでしょう。 答えを投稿した人たちは、 答えを探しているひとの助けになるようにと思ってそうしたので、 自分のアドレスがまったく別の目的に使われることなど望んではいないでしょう。 みんなが簡単に連絡をとりあえるのは素晴らしいことですが、いっぼうで、 リストやリストの保存書庫が スパム5を送る人たちに悪用されないようにもなっていてほしいものです。

リスト管理者の取り得る選択肢として、Mailman では電子メールアドレスを 保護するためのさまざまな設定ができるようになっています。 これらの多くの設定は、リスト管理者がどう設定するか選べるので、 リストごとに設定のしかたはさまざまです。 リスト管理者は、会員を保護するとともにいろんな人に入手されないように するため、最良の設定をしているはずです。

もちろん、以上のような多くのアドレスぼやかし法は、 気づいた人たちには出し抜かれてしまうので、 保護が完璧なものとは言えないことは知っておいてください。

 
1 電子メールコマンド クイックリファレンス

 
2 会員オプションコマンド クイックリファレンス



... でいろいろな話題を扱えるように設定してあることがあります1
[訳注] Mailman 2.1.6 の時点では、 話題の機能は日本語のメッセージに対してはうまく働きません。
... しなければなりません2
[訳注] 日本語対応の Web ブラウザには、 バックスラッシュ ($\backslash$) を半角の円記号 (¥) で表示するものもあります。なお、全角の円記号 () はこれとは別の文字です。
... 作業をできるだけの時間がとれないこともありえます3
[訳注] リスト管理者は、その言語で案内ページや 歓迎メッセージの内容などを用意しなければなりません。 また、Mailman にその言語のための翻訳データが組み込まれていないときは、 サイト管理者は Mailman に翻訳データを追加しなければなりません。
... 取得できる会員名簿からあなたのアドレスを消してしまうのが簡単です4
[訳注] 会員名簿を会員や管理者以外に公開していないメーリングリストで、 他の会員が十分信用できるのなら、 スパム防止のために会員名簿からアドレスを消す必要はないです。
... スパム5
[訳注] なにをスパム (spam) と呼ぶかは人によって多少違いがあるようですが、 最大公約数的な定義としては、 「受信者の承諾を得ずに、 自動的に大量の宛先に送りつけられる電子メールメッセージ」 ということになると思います。

なお、本文で説明している対策のうち、投稿の制限などは、 スパムでないいろいろな投稿を禁止するのにも使えます。